横山拓也さんの個展

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桃居さんで始まった横山拓也さんの個展へ行ってきました。個展にお伺いするのは1年ぶりでしょうか。手びねりで作りだされた形の器。化粧土にヒビ状の皺が入った定番の白のもの。それに加えてマットな質感の薄い白い色の花器が並んでいました。これはまるで、いろんなポーズをとるトルソのような印象です。横山さんの白い器は、同じ線上にありながら、毎回新鮮な印象を受けるのはなぜだろうと思うのですが、きっとそれは造りだされた形が、どれひとつ同じでなく微妙に変化をした手の跡を感じるからだと思います。自分の手で内面にむかって、ひとつひとつ作り続ける静かな姿が、器に表れているように思います。今回の桃居さんの個展に寄せられた横山さんの言葉に、登山家のイメージする「美しいライン」に触れられていますが、それは横山さん自身の作りだす「形」への思いでもあり、またソロクライマーとして岩壁を登る過酷な目標への、真っすぐでそしてストイックな精神性への共感なのかもしれないと思いました。

横山拓也 作陶展
2007年11月19日(月)―24日(土)
11:00-19:00
桃居 (西麻布)

by sora_hikari | 2007-11-20 00:26 | 横山拓也さん

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