2007年 11月 03日
秋の益子陶器市
秋空の綺麗な日。益子陶器市へ行ってきました。立ち寄らせて頂いた作家さんのテントをメモ代わりにアップします。
秋色益子陶器市
2007年11月1日(木)から11月5日(月)
益子町内各所(城内坂、サヤド地区中心)
※掲載は歩いて回った順です
■馬渡新平さん(北海道忍路)
今回は化粧土の縮みを活かして土の鉄色を出した新作を拝見できました。テントは同じ北海道からの方とシェアしての出展でした。
■今野安健さん(山形鶴岡)
今回は緋色の出た灰釉の器をはじめて拝見しました。灰被りした花器がいい色を出していました。
■伊藤聡信さん(愛知県常滑)
印判に加えて、白磁や粉引きも見ることができました。古い木箱に詰めて置かれた器が古道具のようで綺麗でした。
■田鶴濱守人さん(愛知県半田)
今回はお一人での出展でした。展示数は少なめでしたが大ぶりの鉢の色合いが綺麗でした。11月9日から東京三鷹で水墨画家のお父様と奥様との三人展を開催されるそうです。
11/9(金)~21(水) 土の形、墨のかたち
田鶴濱守人・田鶴濱優香・田鶴濱洋一郎
ぎゃらりー由芽
■清野学さん(栃木県益子)
ほんのりした白に鉄粉がぽつりぽつり。マットな手触りの粉引きが綺麗です。今の工房を出ないといけないらしく引越し先を探されているとのことでした。
■掛江祐造さん(愛知県常滑)
焼き締めの渋い器です。シンプルだけれどストレートな感じが器に出ています。
■安達健さん(愛知県瀬戸)
今回はじめて器を拝見しました。灰釉の流れを活かした器や枇杷色の器が綺麗でした。
■松村英治さん(愛知県阿久比町)
焼き締めに加えて、天然灰を使った器を見ることができました。いろいろお話を聞くことができとても興味深かったです。機会を見てまたご紹介したいと思います。
■秋谷茂郎さん(埼玉県三郷市)
ご本人はちょうどテントにいらっしゃらなかったのでお話できませんでしたが、釉の混ざり方が綺麗な器でした。
■大江憲一さん(岐阜県土岐市)
白と黒。白い器も定着し、安定した色が出ているように思いました。鉄釉の黒も渋くてかっこいいです。
■鯉江明さん(愛知県常滑)
薪窯での器。春の展示では花器などもありましたが、今回は卓上の器が主でした。器には値札はなくホワイトボードに書かれたメニューのような価格表がなんだか新鮮でした。
■井上塁さん(茨城県笠間)
粉引き、刷毛目、灰釉などいろいろな器が楽しめました。いろんな表情の器を作っていて感心します。
■田村一さん(栃木県益子)
ほんのり青白い硬質な器が綺麗でした。鎬の器のほかに最近、ユニークな形をした器にも取り組まれているようです。
■郡司庸久さん,慶子さん(栃木県足尾)
今回もご夫婦での出展でした。飴釉、糠釉、細工ものなどが並びます。新しいコバルトの青色の器も見れました。日の光の中で見る飴色が輝いて綺麗でした。
■遠藤薫さん(栃木県益子)
粉引きの柔らかさ。炭化焼き締めの渋さ。女性らしさと大胆さのある器を作っているのが面白いと思います。薪窯がようやく完成したそうなので、次回の器の変化が楽しみです。
■奥住陽介さん(栃木県益子 ※金属)
今回初めて拝見しました。金属の作家さんです。鍛金の真鍮のものや錆び着けしたプレートなどに目を引かれました。
■後藤義国さん(栃木県茂木)
鎬の粉引き。ぴりっとした削りの勢いが相変わらず綺麗でした。初日にかなり出てしまったようで展示数は少なめでしたが、大きめの鉢が綺麗でした。奥様の灰釉による器も勢いがあって良かったです。
■吉村和美さん(茨城県つくば)
鮮やかなターコイズブルーの器。淡い紫色の器。磁器質の上に滲むような色合いが綺麗です。パステルで淡く描かれたようにも見えます。
by sora_hikari | 2007-11-03 22:44 | 見て歩き