郡司庸久・郡司慶子さんの作陶展

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南青山のうつわ楓さんで始まった郡司庸久(ぐんじつねひさ)さん、郡司慶子さんの個展へ行ってきました。栃木の足尾で制作されています。ご主人の庸久さんがろくろや焼成を、奥様の慶子さんが絵付けや細工をされているそうです。今回の展示では、大きく分けて、飴釉(黒泥の濃茶、白泥の薄茶)や糠釉の「柔らかい土の器」、白をベースにした呉須染付や銅彩の細工の「硬い半磁の器」が並んでいました。柔らかさと硬さ。ざっくりときっちり。黒と白。それぞれの器の表情は違うのだけれど、お二人の中では同列に繋がっているのだそうです。スリップウェア的な飴釉、安南手のような滲んだ染付、益子伝統の糠釉など、多分古いものから触発はされるものはあっても、かといってそれを写すのではなく、ご自分達の視点で感じて、咀嚼して生み出された新たな器だなと思います。いっちん模様、染付模様、花器の形は、どことなく異国情緒を感じます。今風の器ではない、むしろ流行とは少し離れたところで、自分達の作りたいものを作っていることが新鮮に感じます。その源泉はどこからくるのか、興味深いです。

郡司庸久・郡司慶子 作陶展
2007年9月19日(水)~24日(月)
12:00-19:00(最終日17:00まで)
うつわ楓(南青山)  地図

※9/29-10/21に益子のSTARNETで郡司庸久さんだけの個展が開催されます。ここではまた新たなものが見れるとのことでした。

by sora_hikari | 2007-09-20 00:54 | 郡司庸久,慶子さん

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