バーナード・リーチ展

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汐留のミュージアムで開催されているバーナード・リーチ展に行ってきました。日本の民藝運動に深く関わりをもち、濱田庄司、河井寛次郎たちとともに生活に根差した中での美を生み出しました。イギリスのスリップウェアや日本の土着的な焼き物に影響を受けた器は、ぽってりと厚く、飴色で、勢いのある絵が描かれたものが多くあります。当時はきちんと整った西洋食器が主流ななか、素朴で日用品に徹したこういう器は、サブカルチャーとして新鮮だったのだろうなと思います。幼少の頃に日本で育ち、日本文化への理解やイギリス人という背景が影響しあって、こういう器が生まれたのでしょうか。展示の中にはリーチの描いたスケッチもあり、直観的に心象を捉えるのがとてもうまいなと感じます。そういうさっと描ける勢いや作り込み過ぎない加減が器に活きているように思いました。今現在、リーチの器を見ると、いわゆるお土産的な「民芸品」のような印象を受けるものもありますが、「民藝」の根っこにある精神性や理念はいまだに多くの人へ影響を与えているのでしょう。しかし、日用品を目指したリーチの器が現代的なビル群のミュージアムのショーケースに飾られている光景は少々不思議な気もします。

バーナード・リーチ  -生活をつくる眼と手-
2007年9月1日-11月25日
松下電工 汐留ミュージアム

バーナード・リーチとは?Wikipedia
バーナード・リーチの作品イメージ

by sora_hikari | 2007-09-13 01:08 | 見て歩き

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