ル・コルビジェ展

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図録より
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六本木ヒルズの森美術館で開催されているル・コルビジェ展へ。近代建築の巨匠として日本の建築家に多大な影響を与えたル・コルビジェ。今回は建築だけでなく、コルビジェが表現してきた絵画や彫刻も同時に展示されいている点がユニークです。建築という数理の世界と、絵画の情緒的な側面の対比は興味深いです。幾何学と象徴の世界。ピュリズムという冷静な芸術感からはじまり、歳を経て、より情緒的に変化する作品が人間らしく親近感を覚えます。建築物は時代背景を受け、工業化され機械化・規格化されはじめた、まさに現代建築の基礎なのですが、それにも関わらず人間的尺度という考えや、有機的に繋がる面や曲線など、無機質だけではない所に、アート作品との内面的な共通性を感じます。大型化した都市プロジェクトよりも、個人住宅・宗教建築、そして晩年に妻のために建てた小さな海辺の休暇小屋などに、より魅せられてしまうのはそんな内側からの実感が伝わってくるからなのかもしれません。

ル・コルビュジエ展
建築とアート、その創造の軌跡
2007年5月26日(土)~9月24日(月)
森美術館(六本木ヒルズ)

by sora_hikari | 2007-08-11 23:37 | 見て歩き

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