「小嶋亜創展 印判輪舞」 ありがとうございました

小嶋亜創展 印判輪舞」は本日終了しました。ご来店頂きました皆様に御礼申し上げると共に、早々に展示品が少なくなり十分なご提供が出来なかった事をお詫び致します。

写真は開催当初の陳列の様子です。記録として掲載致します。

風合いが良く、使い易く、買い易い。支持して下さる方の積み重ねで評価も高まっています。一方で個展数、取引店を限定し、毎回新テーマでリスクの高い薪窯焼成のため、手に届く数には限りが出てしまいます。本来、経済の原理から言えば、インフレを起こすのが妥当であり、価格は高騰するものです。しかし清貧の美を貫く小嶋さんの姿勢からこの選択はありません。

千円の小皿が喜左衛門井戸と等価であろうとする姿勢。民藝思想を地で貫く実践。茶陶や骨董の在り方に疑義を呈し、自分の作った物にはサイズを基準にしたプライマリーの価値しか付与しない。これは思想であり意地であり、出来あがった物への残酷な仕打ちでもある。茶陶の奥にある外形を脱ぎ捨てたもの、そこに残るのは何なのか。

小嶋さんの器を物として追えば、食器棚が満たされた時点で気持ちは満足するでしょう。しかし同時代に生きる作家の矜持に共感するならば、この器の「在り方」と同調できると思うのです。器を通して、農作業を通して、暮らしを通して、彼の考える芸術の体現を行っているのです。

しかし、そこに落とし穴はないのか。全てが自己完結することで、外圧から変化できない危険性はないのか。世に媚びず、乞食坊主のごとくやがて野に果てるのか。この狂騒は刹那な共同幻想で終わってしまうのか、はたまた歴史に刻まれる第一歩なのか。それは時間が経過するなかで答が出される事でしょう。

偏屈ではあるが面白い。器と共に小嶋さんの「在り方」を、これからも見続けたいと思います。この度はありがとうございました。

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by sora_hikari | 2017-12-10 18:01 | 小嶋亜創2017

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