「森岡希世子展 轆轤師・現田市松さんに憧れて」 開催のお知らせ

d0087761_171965.jpg
 画像クリックで拡大

6月24(土)から7月2日(日)に開催する「森岡希世子展 轆轤師・現田市松さんに憧れて」のご案内です。

金沢で白い器を作る森岡希世子さん。清らかな白に轆轤(ろくろ)の美しさが際立つ技能の持ち主です。

元々、陶芸の道に入ったのは、近代陶芸の開拓者・板谷波山(明治5年~昭和38年)の轆轤師(ろくろし)だった現田市松(げんだ・いちまつ)さんのお仕事を美術館で見たことがきっかけになりました。現田さんは50年余り、常に波山とともにあり、轆轤師として波山の作品を支え続けてきた人です。森岡さん曰く、市松さんの仕事を評して「欲張らない心、ただ無心に何十年も轆轤を挽き続けてきた手が生み出す気品がある。」、「最小限しか触れていないにも関わらず、土の持つ新鮮な表情を内からの回転体の張りで素早く留めている。」と語ります。仕事の完成度も、その献身的な生き方にも感動し、こんなものを作りたいと轆轤の技術を学び今に至っています。

ご自身が轆轤を挽くときに心掛けるのは、張りと土の力を活かすこと。土が本来持つ可塑性、つまりは土の生命力を器の形に引き出すことにあります。ぽーんと内側から張り出した白の花入。無理がなく気持ちの良い力学は、内側から形を作り出す轆轤ならではの美しいフォルムです。清らかな白に無段階に織り成す陰影は、手によって生み出された人工物の妙でしょう。花を清々しく活かすのはもちろん、ひとつの彫刻作品としても成立する造形です。

自分の技術を積み重ねてきた今でも「現田市松さんの挽く轆轤は、何でも美しい。」と常に心の師として憧れの存在です。「市松さんの仕事は何故、美しいのか」を今でもずっと探っているそうです。この謙虚さが、森岡希世子さんの仕事を支えているのです。昨年に引き続き弊店2回目となる個展です。白磁の花入をはじめ、日常使いの食器も多く並びます。どうぞ皆様のご来店をお待ちしております。  店主

森岡希世子プロフィール
1974年 石川県金沢市生まれ
1994年 デンマーク王国 Holbek美術国民学校 留学
1999年 石川県立九谷技術研修所 修了
1999~2004年 石川県の窯元にてろくろ師として働く
2006~2009年 茨城県笠間市 伊藤アトリエ助手
2009~2013年 九谷技術者自立支援工房にて職員
2012年 伝統工芸士認定(九谷焼成形部門)
2016年 金沢美術工芸大学 美術工芸研究科 博士課程 修了
2017年 現在、石川県金沢市にて制作


森岡希世子展 ~轆轤師・現田市松さんに憧れて~
2017年6月24日(土)~7月2日(日)会期中無休
営業時間 11時~18時 
作家在廊日 6月24日(土)
ギャラリーうつわノート

d0087761_17192245.jpg
 画像クリックで拡大



by sora_hikari | 2017-06-19 22:56 | 森岡希世子2017

<< 「森岡希世子展 轆轤師・現田市... 「五十嵐裕貴 木工展 朽ち黒」... >>