「教草 古布展」麻布

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教草 古布展」(~6/4迄)の2日目。

教草の印幡さんが扱う古布は日本のものがほとんどです。その中でも麻を使った布を多く取り扱っています。麻は日本古来より生活の中で使われた原点となる布。現代日本で流通する麻は、海外より持ち込まれたリネンと呼ばれる亜麻(あま)が多いですが、昔の布は大麻、苧麻(ちょま : カラムシ)など日本で育つ麻が使われています。

写真は、蚊帳や仕事着だった麻布。経糸・緯糸が手績み(てうみ)の麻糸から織られており、ざっくりとした風合いがなんとも心地が良いのです。骨董的な価値のある布とは違い、日本の暮らしの中で働く布として長く使われてきた麻です。この健康的な古布の良さを、あらためて現代の生活に紹介する姿勢こそ、印幡さんのお仕事の根幹を成しているのです。

弊店でも展示の際に多く活用する教草さんの古い麻。うつわの敷き布、テーブルランナー、ランチョンマット、コースターなどいろいろ活用範囲の広い布です。一巾(約36cm)で1~2mのものが3500円から6000円の価格範囲というのも嬉しい設定です。


教草 古布展
2017年5月27日(土)~6月4日(日) 会期中無休
営業時間 11時~18時
展示協力 骨董うまこし
ギャラリーうつわノート(埼玉県川越市)地図

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教草 印幡真由美プロフィール
1982年 東京生まれ
2005年 武蔵野美術大学造形学部(芸術文化学科)修了
所属した研究室に勤務
2007年 販売職や博物館勤務の傍ら、染織に関して情報収集する
2014年 骨董市に初出店
2017年 現在、骨董市や古道具企画展にて活動中


by sora_hikari | 2017-05-28 21:51 | 教草

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