「小嶋亜創 展 下手の美」 やちむん

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小嶋亜創 展 ~下手の美~ 」(~12/7迄)を開催中です。

小嶋さんは、ここ1~2年の個展でテーマを絞り込んで取り組んでいます。昨年の当店での個展が「茶碗」、他店様では「狛犬」や「急須」というように1テーマを追っています。

今回は、「やちむん」。つまり沖縄の陶器をテーマに据えました。その制作過程のメールのやり取りの中で、小嶋さんご自身が、このテーマに対する思いを書いた内容がありますので、ご紹介いたします。ご本人の考えがより鮮明に伝わるのではないでしょうか。

(以下、小嶋さんのメール引用)

> 今回の作品はお話ししていた様に沖縄のやちむんを参考にして制作しております。
> ただ模様や形など具体的に写しているわけではありません。
> 僕の中で好きなあたりを雰囲気だけとらえていく作業ですので、
> 確かにアジア民芸全域とくに大差はないかもしれません。
>
> 一応、出発点はやちむんではあります。
> 制作動機は伸びやかな南方のやきものが好きだからです。
> ですが、以前壺屋を訪ねたときに遠目で見ると良いのに手に取りたい物が一つもない経験がありました。
> 理由は簡単で模様は良いけど釉質に魅力がないという事だと思います。
> そこら辺の問題を解決していけば良い焼き物になるのではないかと考えて制作しました。
>
> 現代にまで続くやちむんブームは柳宗悦による民芸運動の恩恵そのものでありますが、
> 現状はどこの民窯も面白くないと思います。
> 柳のやった下の美の発掘、再考作業は陶芸史上最も面白かったと僕は感じておりますが、
> そのフラット化がもたらした代償も大きかったと思います。
>
> 昨年の茶碗展に引き続き押し進めてみたいのは、
> 茶の湯の権威性と民芸の大衆性の中間での仕事になると思います。

(以上、小嶋さんのメール引用)


小嶋亜創展 ~下手(げて)の美~
2015年11月28日 (土)~12月7日 (月) 会期中無休
営業時間 11時~18時
ギャラリーうつわノート(埼玉県川越市) 地図

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小嶋亜創プロフィール
1978年 京都で生まれ、長野県上田市で育つ
1997年 百姓を目指し全国の農家に居候しながら旅をする
2000年 独学で作陶を始める
2004年 長野県大町市に移住し半農半陶の生活を営む
2015年 現在、同地にて百姓と陶芸の日々を過ごす


by sora_hikari | 2015-12-01 18:37 | 小嶋亜創2015

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