板谷波山の夢みたもの @ 出光美術館

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東京・丸ノ内の出光美術館で始まった「板谷波山の夢みたもの」展に行ってきました。板谷波山(いたや・はざん)は、明治・大正・昭和にかけて、日本の近代陶芸を支えた第一人者。陶芸を芸術の粋まで高めた妥協を許さない技巧的な作風で知られています。その器胎は中国陶磁を基にし、紋様は欧州のアールヌーボーの影響を受けていますが、その枠を超えて波山独特の美の世界に昇華しています。装飾的な作品になりますが、決してくどさはなく、むしろ静かな淡い色合いや彫の陰影による白磁など気品のある姿に感銘を受けます。没後50周年ということで、波山を知るのに総覧的な内容になっています。完成品のみならず、素焼き段階の細密な彫りの線や、意外と激しいタッチの植物の図案などの制作過程を見れるのも貴重なことです。新年スタートに相応しい、清々しく見応えのある波山ワールド。お勧めです。


板谷波山の夢みたもの
2014年1月7日(火)~3月23日(日)
10時~17時 (金曜は19時迄)
月曜日休館 ※1月13日は開
入館料:一般1,000円
出光美術館(東京・丸ノ内) ホームページ


by sora_hikari | 2014-01-08 23:20 | 見て歩き

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