根来展 @ ミホミュージアム

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滋賀県信楽町にあるMIHO MUSEUMで開催されている「根来」展に行ってきました。根来(ねごろ)とは、平安~室町の中世に作られた朱塗りの漆器。経年の使用で上の朱色が掠れてしまい、下地の黒色がのぞいたものを総称しています。祭祀用に使われたものが多くお寺にまつわる用途が多いようです。根来は骨董愛好家の間で根強い人気がありますが、今回のMIHO MUSEUMの規模は総数400点を超える過去にない規模の見応えのある内容になっています。時間を経て生み出された朱と黒のコントラストは、独特のテクスチャーとなり、妖艶な抽象画のようにも見えます。元来、漆器は陶磁器よりも日本の生活用具として身近なものだっただけに、用途のバリエーションも広く、いろいろな形の根来を愉しむことが出来ます。紅葉がピークを迎えた今、ミュージアムに向かう景色も合わせて楽しめる展示会です。会期中に行けない方には、本展用に作られた図録をお勧めします。根来を知るには最適な内容、豪華な造りで価格的にも十分満足のいくものです。アマゾンでも購入できます。


朱漆「根来」 ~中世に咲いた華~
2013年9月5日~12月15日
MIHO MUSEUM
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by sora_hikari | 2013-11-22 18:18 | 見て歩き

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