村田森 陶展 @ Kaikai Kiki Gallery

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元麻布のカイカイキキ・ギャラリーで開催されている村田森(むらた・しん)さんの個展に行ってきました。ここは、現代アーチスト・村上隆さんの運営するギャラリーです。周辺には大使館も多いエリアにあるビルの地下1階。個人の陶芸展を行うには贅沢なほどの広い空間です。そこにずらりと並んだ村田森さんの器。ぐい呑みから大きな壺まで、ざっと1000点近くはあるでしょうか。今回の展示品は、夏場に韓国の務安で焼かれた焼締や粉青(粉引・刷毛目)と、地元・京都に新たに作った薪窯の器(鉄絵、粉青、藁灰等)で構成されています。村田さんが従来より作られている染付は今回は封印され、朝鮮ベースの土ものが中心です。それらは、ひたすら作り続けることに専念して、自分の意識を越えて手から生まれた器を感じさせます。全体的には、土ものらしく素朴。しかし個々に宿る美。ひとつひとつの表情。それは見る側、選ぶ側に委ねられた余白の美しさでもあります。今回の展示品を見ていると、造形的に語る以前に、「作りたい」という強い意志、いや何かに突き動かされている「業(ごう)」のようなものを感じます。半泥子の窯があった務安という土地。運命に導かれるような現地の人との交流。そして村上隆さんとの出会い。この展示会は総体として、いくつもの因子がこの場で結実したひとつのインスタレーションのようでもあります。なかなかない展示の機会に立ち会え、あらためて村田さんの器の魅力を知ることが出来ました。

この展示会の様子は、カイカイキキのホームページにも詳しく掲載されています。
展示場の様子
展示作品リスト
村田さんのインタビュー(youtube)
村上隆さんの言葉
本展の図録


村田森 陶展 「高麗への想い。務安からのはじまり」
2013年11月1日~23日 (※日曜・月曜・祝日は休み)
11:00~19:00
Kaikai Kiki Gallery(東京・元麻布) ホームページ

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by sora_hikari | 2013-11-14 00:55 | 見て歩き

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