上田勇児 すなば展 @ サンドリーズ

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南青山のサンドリーズで開催されている上田勇児さんの個展に行ってきました。上田さんは滋賀県信楽町で土のオブジェを作っています。1975年生まれ。これが東京での初個展です。上田さんの造形物は、土の塊や壷のような形態をしており、全て窯の中で焼成された「ヤキモノ」です。釉薬の素となる長石を塊のまま使ったり、粘土を表面に被せたものを、薪窯の炎の熱で意図的に崩壊させた物体です。破裂したような状態、パリパリと剥離した状態、ぐにゃりと溶け潰れた状態のものなど、土と陶石が熱によって変化するように、自然の力をコントロールして生み出した偶発と計算の産物です。それはヤキモノとして通常は失敗とされる亀裂や崩壊を、むしろ美しい自然の力学に目を向けた意識的な作品です。面白いのは、その前衛的なアプローチによって生まれた作品に、信楽焼きらしい焼〆窯変が垣間見えている点です。前衛と古典の融合。信楽の新風と言えるでしょうか。その物体は、どれひとつとして同じ形のものはなく、見る人ごとに違った思い入れの生まれるユニークな展示内容になっています。

※上田さんのプロフィールはOZ Zingaroのホームページに紹介されています。


上田勇児 すなば展
2012年12月4日(火)~9日(日)
12:00~19:00 
Sundries (東京都港区南青山4-10-15 / 03-5411-0799) 地図 
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by sora_hikari | 2012-12-07 23:51 | 見て歩き

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