バーナード・リーチ展 @ 日本民藝館

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日本民藝館で開催されている「バーナード・リーチ展」に行ってきました。リーチ生誕120年、作陶100年にあたる記念として民藝館所蔵の170点のリーチ作品が展示されています。バーナー・リーチは日本の民藝運動に大きく関わった人物。幼少期に日本で育ち、22歳で再来日後、1911年に六代目尾形乾山に陶芸を学びます。その後、白樺派や民藝の同人と深く関わり、自国セントアイヴスを拠点に作陶を行いました。本展では、そんなリーチの優品を見ることができます。全般的に通じるのは、リーチの絵の巧みさと、造形の勘所の良さです。ガレナ釉をはじめとする柔らかな釉調と色彩に、軽やかなタッチの絵や紋様。それらは洗練された西洋の完成美よりも、もっと緩さのある生活の中の造形美です。器と同時にリーチの描いたスケッチも多く展示されており、対象を即興的に捉える眼と手の確かさも知ることができます。民藝は、過去のブームとは違った新たなカッコよさが注目される時代です。その基となるリーチや別室で展示されている白磁・染付等の民藝品を見に出掛けるのはとても新鮮な体験です。また7月に民藝館の新館長として就任したのは、プロダクトデザイナーの深澤直人氏。この人事には、多くの人の驚きと期待が寄せられていると思います。これからは狭義な概念だけでなく、より現代に向けて民藝の本質的な意味合いが広まることを期待しています。


バーナード・リーチ展
2012年6月19日(火)~8月26日(日)
10:00~17:00
月曜休館
入場料:一般1000円
日本民藝館(東京・東大駒場前) ホームページ



参考:バーナード・リーチ関連の映像








by sora_hikari | 2012-08-03 02:59 | 見て歩き

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