悠久の美 @ 出光美術館

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丸の内の出光美術館で開催されている「悠久の美  ~唐物茶陶から青銅器まで~」展に行ってきました。これは中国の古い工芸作品を扱った展覧会です。会場は大きく3つで構成されており、一部は日本に渡来した「唐物=中国もの」の陶器・水墨画・銅器・漆器などの展示、二部は古代中国のものを祖形とする倣古品の展示、そして三部は本流とも言うべき古代の中国(商・周時代)の青銅器などの展示となっています。本展は展示物も見どころですが、一部で日本で尊重された「唐物」、二部でその「唐物」の意味合いが、中国本土では古い時代の玉や青銅器に憧憬を込めた「倣古品」とした切り口で対比して並べられている点、そして三部でその源流を遡った展示物を集約した会場構成の企画力も見逃せません。個々に見ると天目茶碗の優品に目が留まりしたが、なんといっても本展の核となるのは最後の部屋に並んだ堂々たる青銅器の数々です。美術館のホームページには満を持しての一挙公開とのことです。日本がまだ縄文・弥生の時代に、これだけの工芸品が作られていたことに驚きます。そして時代を経て作りだされた青銅の質感は見事です。本展のタイトルにもなった「悠久」という時間が相応しい時間の奥深さを感じる展示品の数々でした。


悠久の美  ~唐物茶陶から青銅器まで~
2012年4月3日(火)~6月10日(日)
10:00~17:00
月曜休館
出光美術館(東京・丸の内) ホームページ

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by sora_hikari | 2012-04-11 23:32 | 見て歩き

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