しょうぶ学園 @ 鹿児島

しょうぶ学園 @ 鹿児島_d0087761_145667.jpgしょうぶ学園 @ 鹿児島_d0087761_15745.jpg
しょうぶ学園 @ 鹿児島_d0087761_152820.jpgしょうぶ学園 @ 鹿児島_d0087761_1535100.jpg
しょうぶ学園 @ 鹿児島_d0087761_154837.jpgしょうぶ学園 @ 鹿児島_d0087761_155966.jpg
しょうぶ学園 @ 鹿児島_d0087761_16948.jpgしょうぶ学園 @ 鹿児島_d0087761_161960.jpg
しょうぶ学園 @ 鹿児島_d0087761_163144.jpgしょうぶ学園 @ 鹿児島_d0087761_163997.jpg

鹿児島の吉野町にある「しょうぶ学園」に行ってきました。ここは、知的障害を持つ方々が地域社会で暮らしていく為の様々なことを支援するための施設です。広い敷地内に見学者は自由に入ることができます。障害者の方が実際に暮らしたりもの作りを行う施設の他に、手作りパンのお店、パスタやそばの食事処、クラフトショップやギャラリーなど、外部の人が見たり、食べたり、買ったりできる建物もあり、多くの人に開かれたところです。それぞれのお店では、障害を持つ方がきちんと自分の役割をもって働いています。このしょうぶ学園を知ったのは、いろいろなメディアで取り上げられている「nui project」()。障害者が無心に縫った布を、アートワークとしてスタッフの方々がクオリティの高い作品として昇華させています。この布のプロジェクトをはじめ、木工・陶芸・和紙などのクラフト品、そしてパンやパスタの食品などを障害者の手を借りて製造販売しています。それらは、ややもすると同情的になりがちな購買を、もっとポジティブで魅力ある行為に転換しているのが特徴的です。無垢な心だからこそ生まれる自在な美しさ。それをスタッフがセンス良く編集することで品質を高めているようです。学園の施設長は福森伸さん。元はラガーマンだったそうですが、父親の設立した施設に勤め、多くの改革を行うことで現在のようなスタイルになったそうです。その元となるきっかけが、松本民芸家具の創始者・池田三四郎氏()のものづくりの思想だったそうです。それは民芸の精神である無碍の美でしょうか。障害者を従来の型に合わせる作業に閉じ込めるのではなく、むしろ邪念のない自在な心から生まれるものへ目を向けたことが、このような開放的な施設を生み出すことに繋がったのかもしれません。施設の全容を捉えるには、あまりに浅い見識しかありませんが、気負いなくオシャレな気持ちで接することができるのはすごいことだなと思いました。


しょうぶ学園
社会福祉法人 太陽会 障害者支援センターSHOBU STYLE
鹿児島県鹿児島市吉野町5066番地
ホームページ


by sora_hikari | 2011-08-28 01:59 | 見て歩き

<< 陶林 春窯 @ 多治見 marble-marble @... >>