田中信彦 陶展@ TIME & STYLE (二子玉川)

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二子玉川の高島屋にあるTIME & STYLE で開催されている田中信彦さんの個展に行ってきました。田中さんは埼玉県入間市で制作されています。今回展示されているのは、モダンなフォルムに赤・青・茶系と新色の紫色を使った器の数々です。碗、鉢、皿、カップ、壷など幅広い用途の半磁土の器には、ひとつひとつの個性を持った色や模様が施されています。打ち上げ花火に使われる様々な元素が多彩な色どりを見せるように、焼き物も釉薬に含有させる金属によって様々な色を生み出すことができます。田中さんが使う色は、銅の赤、コバルトの青、そして鉄の緑や茶です。言葉にすると基礎的な色どりに思えますが、実際の器に表現された色は、赤といってもワインやあけびのような深く自然と調和する色合いで、言葉では捉え切れない繊細な変化を見せています。それらの柔かな色が、お互いに溶け合いながら、曖昧な境界を作り、シャープな器形をとてもソフトな印象にしてます。まるで印象派のボナールやスーラの描く色調のような優しさです。田中さんの意識という筆が描く色は、高温の窯のなかでさらに昇華され、意識を超えた色に混ぜ合わされます。理知的に計算された形と色。フォーカスをずらした色の変化。そんな取り合わせが美しい田中さんの器です。

本展の器が見れるスライドショー( 田中信彦さんのブログより転載 )


田中信彦 陶展
2011年8月3日(水)~24日(水)
10:00~21:00
TIME & STYLE RESIDENCE (二子玉川・高島屋SC 南館6F)
ホームページ

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by sora_hikari | 2011-08-05 02:29 | 見て歩き

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