布志名 舩木窯 @ 松江市

d0087761_20473726.jpgd0087761_2049967.jpg
d0087761_20474937.jpgd0087761_20475898.jpg
d0087761_204921100.jpgd0087761_20492876.jpg
d0087761_20493935.jpgd0087761_20494630.jpg
d0087761_20495591.jpgd0087761_20505256.jpg
d0087761_20505862.jpgd0087761_2051429.jpg

島根県松江市にある舩木窯(ふなきがま)に行ってきました。ここは地元・布志名焼き(ふじなやき)を伝統とする窯元です。江戸中期より現代まで続く由緒あるところ。江戸期には松江城主が好む茶に合わせた器をはじめ、大正期には海外への輸出陶器を作っていたそうです。現在は6代目になる舩木伸児さんが窯元を継がれておられます。伸児さんのおじいさまにあたる4代目の道忠さんが当時の民藝運動の推進者たちとの交流があり、柳宗悦、バーナードリーチ、濱田庄司、河井寛次郎など錚々たる方々が訪れ、ここを定宿にしながら山陰を回ったのだそうです。宍道湖の湖畔に建つ舩木家から見た湖の様子を描いたリーチのスケッチも残っています。また道忠さんと河井寛次郎との深い交友や、5代目の研児さんが英国リーチ窯でのお仕事の経験など民藝の中心で活躍された方との因果あるお家柄です。しかし、民藝運動に深く関わりを持ちつつも、4代目の道忠さん、5代目の研児さん、そして現当主の伸児さんも、いわゆるこの地に広がった民藝の器スタイルをそのまま踏襲されておらず、個人の作り手として器づくりをされてきたようです。それは民藝を推進しつつも、個人の名で活動した濱田庄司氏や河井寛次郎氏と同じような流れだったのでしょうか。現在は、舩木伸児さんがこの地の来待石を原料とする釉薬を改良し、たまごの色のような淡い黄色の器や、淡い緑色、深い茶色の釉薬を使い、独特のイッチン模様の器を独自のスタイルとされているようです。それはご自身の窯元としてのお立場と、布志名焼きを現在に引き継ぐスタイルをお考えになってのことかもしれません。地域に広がる民藝のきっかけにも携わってこられた窯元が、そのままの道を選ばず、現在の新たな器づくりをされている様子に、ほんの少しだけですが触れさせていただくことができ、とても良い体験になりました。


布志名 舩木窯
島根県松江市玉湯町布志名437

※舩木伸児さんの関連記事 NEXCO西日本 Art陶 yuyujin



※舩木伸児さんの展示会が地元の松江で開催されます。

舩木伸児 作陶展
2010年12月27日~2011年1月5日
一畑百貨店・松江店5階 美術サロン ホームページ

d0087761_22342679.jpg


by sora_hikari | 2010-12-21 22:35 | 見て歩き

<< 出西窯 @ 島根 湯町窯 @ 松江市 >>