新宮州三さんの漆皿

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西麻布 桃居 2010年9月

新宮州三さんの漆皿。墨(すみ)のような黒色。新宮さんは木を鑿(のみ)で彫って作る刳りものの仕事が主ですが、これは木工の回転ろくろによって成形されたものです。見込み側から直接刃をたてて削るので、自分の手で彫った感覚が強いようです。漆は独特の粗いテクスチャーで仕上げてあります。新宮さんの器にはミニマリズムの絵画や彫刻のような印象があります。

by sora_hikari | 2010-11-27 19:22 | 新宮州三さん

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