誕生! 中国文明展 @ 東京国立博物館

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上野の東京国立博物館で開催されている「誕生! 中国文明展」に行ってきました。これは中国の内陸にある河南省で出土した青銅器、金銀器、漆器、陶磁器、壁画、彫刻、文字資料など150点を展示するものです。会場は3部で構成され、1部が「王朝の誕生」と題し、中国王朝の発祥とされる夏(か)の時代からの祭器や財宝などの展示、2部が「技の誕生」と題し、暮らしの中から生まれた精緻な工芸品の展示、そして3部が「美の誕生」と題し、神や仙人・仏・人と動物・書画などの中国伝統の美術の誕生の源流に関わるものを展示しています。中国の工芸品は、その技術の高さと歴史の深さが印象的ですが、この展覧会はまさにその源流に触れる上で貴重な品々を目にすることができます。王朝の権威を示す工芸品は、使われた素材や加工技術のレベル高さに目を奪われます。また陶磁器の展示数はさほど多くは無いですが、その中で驚くのは紀元前10世紀に既に灰釉薬を用いた器が作られていることです。日本は縄文土器の時代ですから、当時の中国の焼き物技術の先進性を感じることが出来ました。会場構成や展示品の見せ方もとても優れた展覧会です。酷暑続く東京ですが、冷房の効いた平成館で中国の歴史に触れるのは楽しい体験でした。


誕生! 中国文明  ~王朝・技・美-河南で誕生。~
2010年7月6日~9月5日
9:30~17:00(金曜日は20:00迄、土日祝日は18:00迄)
月曜日休館
入場料:一般1500円
東京国立博物館 平成館 (東京・上野) ホームページ

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※今後の巡回会場
九州国立博物館 [2010年10月5日(火)~11月28日(日)]
奈良国立博物館 [2011年4月5日(火)~5月29日(日)]


by sora_hikari | 2010-08-16 23:55 | 見て歩き

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