観じる民藝 @ そごう美術館

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横浜のそごう美術館で開催されている「観じる民藝」展に行ってきました。これは尾久彰三(おぎゅうしんぞう)さんの所有する古物のコレクションを展示する内容になっています。尾久さんは、「これは骨董ではない」()や 「愉快な骨董」()などの著書を出版をされたり、長年、日本民藝館の学芸員としてご活躍されたことで知られる方です。古いものに対する造詣は深く、民藝運動に参加した伯父さまの影響で、高校時代からもの集めを始めたのだそうです。今回は個人で所有する約600点の内、370点あまりの陶磁器、金工、木工、石仏、民画、面などを見ることができます。また本展に合わせて「観じる民藝」という著作も出版されており、当展の図録としても活用できるようになっています。従来の著書のタイトルには、「骨董」という文字が入りますが、今回は敢えて「民藝」という言葉が使われています。「骨董」というとその背景となる肩書きがあり、敷居のあるものがありますが、尾久さんが接してきたものは、むしろ古来から生活のなかで使われてきた「民藝」のものが多いからのようです。骨董の知識から入るのではなく、純粋な眼と心でものに接して欲しいというお気持ちが、本展の「観じる」というタイトルの視覚的な切り口に込められているように思います。


観じる民藝  ~尾久彰三コレクション~
2010年5月29日(土)~7月4日(日) 会期中無休
10:00~20:00 (入場は30分前迄)
入場料:一般1000円
そごう美術館 (横浜駅東口 そごう横浜6階) ホームページ



※本展に合わせて出版された書籍です。当展の図録も兼ねています。

観じる民藝
著者:尾久彰三
出版社: 世界文化社 (2010/5/11) /¥2,520
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by sora_hikari | 2010-06-06 23:00 | 見て歩き

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