テーブルウェア・フェスティバル @ 東京ドーム

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テーブルウェア・フェスティバル2010 ~暮らしを彩る器展~
2010年1月30日(土)~2月7日(日)
10:00~19:00 (入場は18:00迄)
入場料:2000円(当日)
東京ドーム (東京・水道橋) ホームページ

東京ドームで開催されている「テーブルウェア・フェスティバル2010」へ行ってきました。これは今回で18回目を迎える食器に関する展示会です。入場するには料金が必要でありながら、毎年約30万人(主催者値)を集める大型イベントになります。通常目にしている個人作家の器展とは違い、大手、中小のメーカーを中心とした量産型食器の展示会です。ドームのアリーナ全部を使っていますから、出展社・展示物の数が大変多く、最初は入場すると戸惑うかもしれません。しかし入口でもらえる会場マップを参考にしながら、大まかな会場構成を踏まえて見て回ると理解し易くなると思います。展示要素を大きく捉えると、1)コンペで入選したテーブルコーディネイトや器の展示ゾーン、2)著名人コーディネイトや花文様の食器などの企画展示ゾーン、3)大手陶磁器メーカーの企業ゾーン、4)全国の焼物産地ゾーン、5)全国中小の窯元などによる展示販売ゾーンで構成されています。このイベントに行くと感じるのは、いわば日本の器産業。大手流通で消費されていくタイプの器業界の姿です。入場者の賑わいを見ると、日本人の器愛好者の人口の多さを感じるのですが、一方で陶磁器産業という視点からは、やや違った側面も見えてくるように思います。日本の陶磁器産業の平成20年の生産合計は約2280億円(参照)。数字だけを見ると大きさが分かりづらいのですが、例えば、アパレル業界のマーケットサイズは9兆8000億円(参照)。衣食という比較でみると、陶磁器の規模の少なさに驚きます。さらに、タイルや衛生陶器などの工業用を除いて和洋食器だけで生産合計を見ると約471億円。平成18年が562億円ですから20%近くダウンした計算になります。これは不況による消費の低迷や中国等からの安価な食器の流入によるところが大きいのだろうと思いますが、一方で消費者の食器購入に対する意識変化もあるように思います。大型百貨店が支えてきた流通の低迷を見ると、工芸品に於いても同様の変化が起きているように思います。イベントの華やかさとは裏腹に、器の産業界も消費者へのアプローチにパラダイムの変化が求められる時代なのかもしれません。

(※上記の数値は公開情報に基づいていますが、統計値の算出基準や調査団体の違いがありますので必ずしも正確な比較ではありません。あくまで参考値としてご覧下さい。)

以下は、展示会場の様子をテーマに添って掲載したものです。


会場の様子

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A 特別企画
3つの企画により展開するゾーンです。

1)花ものがたり (花の食器)
西洋、アジア、日本の食器メーカーによる花模様の器展示コーナー。西洋:ロイヤルコペンハーゲン、ジアン、アウンガルテン、マヨリカなど12社、アジア:ジェランガ、ミンロンの2社、日本:大倉陶園、有田焼、京焼など
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2)華やぎの食卓 (グラス)
国内外の11の有名ブランドのガラス食器が並ぶコーナー。
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3)暮らしの中のうるおい (備前)
備前焼きによるテーブルコーディネイト提案展示。備前の人間国宝の作品展示もあり。
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B 彩りの暮らし
著名人のテーブルコーディネイト、メーカー側のコーディネイト、チャイナ絵付の3つの企画ゾーンです。

1)テーブルセッティングによる食空間提案
11人の著名人によるテーブルコーディネイト提案コーナーです。

田實碧(空間デザイナー)
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紺野美沙子(女優)
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落合なお子(トータルライフコーディネーター)
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江上栄子(江上料理学院長)
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田川啓二(ビーズ刺繍デザイナー)
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竹中麗湖(いけばな作家)
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石坂浩二(俳優)
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バーバラ寺岡(菓子研究家)
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黒柳徹子(女優)
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クニエダヤスエ(テーブルコーディネーター)
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深野俊幸(フラワーデザイナー)
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2)Myセレクション ~創り手からの提案~
中規模の食器メーカーによるテーブルコーディネイト型の展示コーナーです。

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3)チャイナペイント
大倉陶園のもつ絵付け技法による食器の展示と絵付けスクール会員展示です。

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C 洋の器への誘い
大手食器メーカーによる展示ブースです。

1)大倉陶園
1919年創業の老舗 大倉陶園による食器展示
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2)ノリタケ
1904年創業の老舗ノリタケによる新和洋の食器展示
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3)ハウス食品
レイノー・エルキュールの新作とスパイスハーブの生活提案
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D 日本の器を訪ねて
全国の漆器と全国の陶芸産地の窯元による展示ゾーンです。

1)漆のある暮らし ~小ぶりの漆重~
輪島塗、山中塗、会津塗、津軽塗、飛騨春慶塗
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2)有田焼 ~伝統の有田・旬のARITA・華のありた~d0087761_23135331.jpgd0087761_2314453.jpg
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3)美濃・土岐 ~どんぶり百撰~d0087761_23155849.jpgd0087761_2316887.jpg
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4)瀬戸織部 ~卓越の技~d0087761_23174866.jpgd0087761_2318010.jpg
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5)多治見 ~私の器あそび~d0087761_2319328.jpgd0087761_2319417.jpg
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6)常滑 ~楽茶でやすらぎ空間~d0087761_23205646.jpgd0087761_2321583.jpg
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7)波佐見 ~長崎のやきもの 暮らしのアトリエ~
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E 第18回テーブル・ウェア大賞
公募によるコンペの受賞作品の展示ゾーンです。器を審査する「オリジナルデザイン部門(プロ・アマチュア)と、テーブルコーディネイトを審査する「コーディネイト部門」と、「特別審査部門」の3つの受賞作の展示エリアに分かれています。

1)オリジナルデザイン部門(プロフェッショナル/アマチュア)
陶磁器、漆器、ガラス、金属、その他素材による器の受賞作品の展示です。プロ作品は50人、アマ作品は50人の入賞作が並んでいます。
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2)コーディネイト部門/特別審査部門
「我が家のハレの日」をテーマに公募された中から選ばれたテーブルコーディネイト入賞作56作品と、テーブルセッティングのみを対象とした特別審査部門の18作品が展示されています。
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一般展示
全国の窯元や協賛社による定型のブースによる展示コーナーです。

1)展示販売コーナー
全国から集まった窯元やメーカー179社による展示販売コーナーです。
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2)協賛社コーナー
このイベントの協賛社14社による展示コーナーです。
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3)オリエンタルロード
骨董、アンティークを扱うお店16社による展示コーナーです。
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by sora_hikari | 2010-02-01 22:46 | 見て歩き

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