戦国武将と茶の湯 @ 畠山記念館

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白金台の畠山記念館で開催されている「戦国武将と茶の湯」展へ行ってきました。畠山記念館は、荏原工作所を創立した故・畠山一清氏が創立した私設美術館ですが、優良な茶道具が収蔵されていることで知られています。今回の企画展では、館所蔵の茶道具の中から、戦国武将にまつわる品々を展示する内容になっています。展示点数は36点と決して多くはありませんが、茶道の心得のある方、茶道具に関心のある方、そして戦国時代の茶席に興味がある方には、見ごたえがある逸品に出会えるかもしれません。今回の展示品のなかには、器類は数点のみですが、そこには信長や秀吉ゆかりの茶碗や茶入れ、千利休の茶杓など当時の時代を伝える逸品が置かれています。戦国時代における茶の世界は、単なる道具という物理的なものを超えて、死生観を伴う精神世界そのものであったという話を聞いたことがあります。いまはいろいろなメディアで茶の世界を取り上げていて、それをきっかけにして思い入れを持つ方も多いのではないでしょうか。お茶の世界については造詣は浅く、詳しく語れませんが、器という側面から見ると、そこには一種の愛憎半ばする複雑な思いがあります。茶道具の器としての美しさには心引かれつつも、一方でそこに取り巻く規範や権威に垣根を感ずることもあるように思います。しかし歴史が培ってきた茶の世界の深さには、もっと虚心坦懐に触れることが出来ればと思っています。


戦国武将と茶の湯 ~信長・秀吉ゆかりの品々~
2009年10月10日(土)~12月20日(日)
10:00~16:30
入館料:一般500円
月曜休館
畠山記念館 (東京・白金台) ホームページ

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畠山記念館が出版している書籍
與衆愛玩 壱 茶碗」 館蔵茶道具を収めた叢書の第1巻。茶碗35点を収録。
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本企画展に展示されている茶碗3点
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茶に関する書籍をいくつかご紹介します。

「美術手帳2009年11月号 茶の湯の美」 リンク
※最新刊で茶の湯を特集しています。
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「PEN BOOKS 茶の湯デザイン」(2009年10月発行) リンク
※以前出版したPENの茶特集をまとめたムックです。
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「ひょうげもの」 リンク
※古田織部を主人公にしたコミック。一番の火付け役だと思います。
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「茶と美」 柳宋悦著 リンク
※柳宋悦が書いた茶の世界の評論集。
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by sora_hikari | 2009-11-01 23:07 | 見て歩き

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