染野夫妻陶芸コレクション @ 東京国立近代美術館

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東京・北の丸公園にある東京国立近代美術館の工芸館で開催されている「染野夫妻陶芸コレクション」展へ行ってきました。これは故・染野義信・啓子ご夫妻が生前に収集された陶芸作品約260点を展示する内容になっています。染野ご夫妻はお二人とも法律家で大学で教鞭をとられる傍ら、いまでは昭和を代表する陶芸家の作品を多く収集されていたのだそうです。そのコレクションは、昭和30年代後半から平成10年代末に渡り、とりわけ昭和40年代の収集品が多いそうです。展覧会のサブタイトルにもなっているように、その収集品には、バーナードリーチ、濱田庄司、荒川豊蔵、三輪壽雪のものが多く、その他、石黒宗磨、金重陶陽、小山富士夫、河井寛次郎、中里無庵、岡部嶺男、加藤卓男、清水卯一、藤本能道など錚々たる内容で、いわゆる焼き物の正統派コレクションがずらりと展示されています。特に、荒川豊蔵の志野茶碗と、三輪壽雪の鬼萩茶碗は充実しており、それぞれの良品を通観することができます。歴史的に分類された器というよりも、個人の目線で集められた品々だけに、そこに一貫した趣味性を感じることができます。こういういわば陶芸界の谷町的な方が近代の陶芸を支えてきた時代だったのだろうかということにも思いを馳せ、作り手と買い手との関係性にも興味が湧き起こる展示会でした。


染野夫妻陶芸コレクション ~リーチ・濱田・豊藏・壽雪~
2009年9月4日~11月3日
10:00~17:00 (入館は16:30迄)
休館日:月曜日
入館料:一般200円
東京国立近代美術館 工芸館 (東京・竹橋) ホームページ

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展覧会図録掲載の一部
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by sora_hikari | 2009-10-28 23:29 | 見て歩き

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