新宮州三さんの個展 @ 桃居

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西麻布の桃居で開催されている新宮州三さんの個展へ行ってきました。新宮さんは京都の宇治市で、刳りものや漆のお仕事をされています。今回の展示では、定番の刳りものに加えて、木工ろくろを用いた椀を見ることが出来ました。新宮さんの刳りものは、無垢の木を鑿(のみ)で刳って盆や箱などを形づくり、仕上げに黒や錫を混ぜた漆で仕上げた作品になっています。ひとつひとつを削ってつくるため手間も時間もかかるお仕事です。ひとつの立体から削りだされた形は、用具の形をとりながら、ひとつの彫刻作品のようです。艶を抑えた黒のテクスチャーが醸し出す造形は、生活空間のなかでモニュメントのようにも感じるかもしれません。また新作のろくろによる椀は、ろくろ目を見込みに残し、漆の艶を活かした仕上がりになっています。成形途中の工夫によって、椀は整った回転体ではなく、少したわみを付けた形をしています。先日お子様が生まれたばかりとの事です。刳りもの作家であること、そして新たに父親としての自覚が加わり、より一層の力強い作品を生み出し下さるのが今後も楽しみです。


新宮州三 木工展 
2009年9月21日(月)~26日(土)
桃居 (東京・西麻布) ホームページ

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by sora_hikari | 2009-09-27 11:30 | 新宮州三さん

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